1987(昭和62)年、金型の土台となるモールドベースの製造・販売に始まり、機械加工の精密さが評価され、おかげさまで多くのお客様にご愛顧いただいて発展してまいりました。さまざまな時代を乗り越え、これまでものづくりの一端を担ってこられましたのは、社員一同どんなことにも夢中になってのめり込み、とことんのめり込んで情熱を注いできた結果だと思っております。
私が大切にしているのは、力で押さえつけるハードパワーではなく、魅力で引き付けるソフトパワーを高めること。これからも常にお客様の満足を考え、徹底した品質管理とコストダウンへの努力を重ね、良いものを良い作り方で作ってまいります。
ITバブルの崩壊やリーマンショックといった逆境の中でも、環境の変化をいち早く察知し、またあらかじめ予測して準備をして対応し、必要とされる企業へと成長してまいりました。特に、ITバブルの崩壊と時を同じくして自動車産業に進出したことは、弊社が大きく飛躍する契機となりました。今後は国内のみならず、さらに多くのお客様とグローバルな取引を展開していきたいと考えています。そのためにお客様の要求品質に応えるのはもとより、世界に通用する品質管理システムをつくりあげていきます。さらに、開発力を育て、必要に応じてメーカーに最善の生産方法を提案し、メーカーと一体となって世界で勝ち抜ける企業を目指します。
技術の進歩によりFace to Faceの場が減っているように感じますが、互いの顔を突き合わせて目を見て話すことで信頼関係が築かれます。また、社員の幸福の追求なくして会社の発展はありません。社内コミュニケーションを徹底し、目標に向かって意思統一できる環境の構築に力を注ぎ、社員・経営者が一体となって、頼られる企業、欠かせない企業となれるよう努力してまいりますので、今後ともご指導のほどよろしくお願い申し上げます。